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気をつけて!腰痛になりやすい体勢

腰痛にお悩みの方は、日頃から腰に負担をかけやすい体勢にならないように気をつけることが大切です。日常生活で腰痛になりやすい体勢を行っていないか今一度確認してみましょう。

椅子に浅く座る

椅子に座った際、上半身の重さを背中・腰部周辺の筋肉や背骨全体や骨盤で支えています。椅子に浅く腰掛け背もたれにもたれると骨盤が斜め後ろに倒れた状態で上半身の重さを支えることになります。

この時、腰部周辺に大きな負荷が掛かり、骨盤が歪んだり筋肉に負担を掛けたりすることで腰痛を引き起こしやすくなります。

骨盤は上半身部分を支える大切な部分であり、座っている際は骨盤の坐骨という部分で身体を支えています。この坐骨の上にきちんと座ることが大切となります。椅子に座る際には骨盤(坐骨)を意識し、骨盤が立った状態になるよう深く座り背筋を伸ばすようにしましょう。

片側一方に偏った重心を掛ける

左右どちらか一方に重心を掛け続けていると身体を支える背骨や骨盤のバランスに歪みが生じます。身体は無意識にバランスを取ろうとする働きがあり、そのため骨盤は重心が掛かっていない方に傾いていきます。

骨盤が傾くことによって上半身を支える負担が左右一方に大きく偏り、負担が掛かっている部分に腰痛が起きやすくなるのです。

長時間立つ場合や同じ姿勢を維持する際は、左右一方に偏った重心を掛け続けないよう左右のバランスを意識しましょう。

前かがみの姿勢は危険

身体は背骨(脊椎)によって支えられています。頭から腰まで繋がる背骨は緩やかなS字カーブを描くことで身体のバランスを保っています。このS字カーブが正常に保たれていないと、腰部周辺部位(腰椎、骨盤、椎間板、腰部周辺の筋肉や靭帯など)の負担が大きくなり腰痛を引き起こしやすくなります。

また、前かがみの姿勢を続けていると猫背にも繋がります。猫背になると身体を支える重心線が正常な位置からズレ、このズレた状態で楽な姿勢を保とうとバランスをとることでS字カーブに歪みが生じてきます。これにより身体に掛かる負担を上手く吸収・分散することが難しくなり、首・肩・背中などの身体全体の負担が増えることで腰痛にも繋がります。

こういったことから日頃から姿勢に注意し、予防・改善のためにも適度な運動をしたりストレッチやセルフマッサージなどで身体各所への負担を軽減させることを心掛けましょう。

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