日頃の疲れによる肩こりや頭痛などの症状に悩まれる方は少なくありません。実は、重度の肩こりは、頭痛を引き起こすことがあります。
首こり・肩こりによる頭痛の原因
近年は日頃からデスクワークでパソコンを長時間使う、スマートフォンを長時間使用するなど、長い時間同じ姿勢をすることが多く首や肩に負担を掛けています。
このような蓄積した負担から首こりや肩こりによる頭痛があらわれやすい傾向にあります。
首こりや肩こりなど筋肉の緊張に起因する頭痛は緊張性頭痛と呼ばれます。首こり・肩こりによる頭痛は頭を支える首肩の筋肉を長時間連続して使用することで緊張状態となり筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなると血管が圧迫され血流が悪くなり脳へ十分な酸素や栄養素を送ることが出来ず頭痛を引き起こしてしまうのです。
緊張性頭痛の症状には、めまい、首肩のこりやだるさ、鈍い痛みが一定期間続くことなどが挙げられます。痛みの強さは軽度なものから激痛をともなうものまで個人差があり、なかには身体のだるさを感じる場合もあります。
首こりや肩こりは人によって自覚症状がないこともありますが、頭痛でお悩みの方はまず首こり・肩こりがないか確認してみましょう。もし首こりや肩こりがある場合それらが頭痛を引き起こしている可能性があることを意識し、日頃の生活習慣を見直すことが大切です。
予防策を心掛けよう
首こりや肩こりからくる頭痛の原因は身体の血流が悪くなることですから、改善には生活の中で血流を良くする習慣を心掛けることが大切です。
デスクワークやパソコンでの長時間作業、スマートフォンを連続して使用する場合は、適度に休憩を挟み身体を動かしたりストレッチをして筋肉に刺激を与える行動をしたり目を休ませたりして、固まった筋肉を緩め疲労を回復してあげましょう。
その他にも、食事の際は温かい飲食物を摂取して身体の循環を良くしたり、バランスの良い食事をすることも代謝促進に役立ちます。
また、マッサージによるアプローチで理想的な血流を目指すのもおすすめです。疲労して硬くなった筋肉をもみほぐしてあげることで血流が刺激を受け、リラクゼーションの実感を得ることで心身の疲れを癒やすことも出来ます。