身体のしくみ【基本編】③
いかがお過ごしですか?
ほぐしラウンジ ナチュらく 荻原です。
早速、前回に引き続き【身体のしくみ】について、体内で消化・吸収された「五大栄養素」が体内でどうなっていくのかを簡単に解説していきます。
「小腸」で吸収された栄養素の大半が「肝臓」に運ばれていき、【代謝】・【解毒】・【貯蔵】といった処理が行われています。この「肝臓」の働きによって身体にとって必要なもの・不必要なものを分別しているわけです。これ以外でも消化の際や血液に関する働きもになってくれています。
つまり「肝臓」は食べ物の消化の際に胆汁を生成・分泌してくれたり身体に必要な栄養素を送りだしたり調整したり、さらには人体に有害な物質の分解・排泄のお手伝いといった多岐にわたって活躍してくれているかなり重要な器官なのです。
とりあえず主なそれぞれの働きを解説します。
【代謝】
まず、運ばれてきた栄養素を体内で使える形に変化させます。ごはん類や小麦類などの「炭水化物」は肝臓内で「糖質」に変換されます。これが体内細胞のエネルギーとして使われます。体内で使われる「糖質」は血液によって全身に行きわたります。余分な「糖質」は肝臓に保存出来る形に変化させてから一旦保存されます。そして、空腹時など血中の糖度が不足すると肝臓から体内で利用できる形に再変換され利用します。
筋肉や内臓など人体の主要な部分は「たんぱく質」で構成されています。身体を維持するためにはこの「たんぱく質」が必要となります。食事で取り込んだ「たんぱく質」は「アミノ酸」となり肝臓に運ばれ、更に体内で使える形に変換されて利用されます。
「脂質」も「糖質(炭水化物)」同様、エネルギーとして体内で利用されています。また、コレステロールを生成する材料にもなります。
【解毒】
取り込まれた栄養素を分解・合成して形を変える際に化学反応が起こっています。この際不要物や毒素が発生します。たんぱく質(アミノ酸)が分解される際に発生するのが「アンモニア」です。アンモニアは人体にとって有害な物質でこれを「尿素」に変換、腎臓でろ過して尿として排泄されます。
また体内に取り込まれた毒素(アルコールなど)も分解します。
【貯蔵】
食べ物から消化・吸収された栄養素が肝臓で変換されますが、すべての栄養素がその時に使われているわけではありません。必要な分を体内に送り出しますが余分な栄養素は保存出来る形にさらに変換されて肝臓に【貯蔵】されます。身体に必要・不必要に応じていつでも栄養素を有効に活用するための貯蔵庫としての働きもしてくれています。
食べ物を食べるところから消化・吸収するところまでが「消化器官」の働きとなります。
こんな感じに食べ物を食べる事によって身体を構成・維持しているわけです。
肝心の栄養素そのものの解説がなかったので次回カキコします。
それでは上田市含め周辺地域のみなさん、日々体調に気を気を付けてこまめなお身体のメンテナンス(マッサージ・リラクゼーションなど)などで疲れを溜め込まないように心掛けてましょう!!
では☆彡