身体のしくみ【栄養素編】①
いかがお過ごしですか?
ほぐしラウンジ ナチュらく 荻原です。
先週から今週にかけて全国的に台風だらけとなっています。幸いにも長野県や上田市では台風の影響はそう大きくなかったですが、特に東北・北海道地域では連続的に台風が行った事で大きな被害が出てしまっています。被害に合われた地域の方々の一刻も早い復旧を願っています。
それでは前回の続きとして【栄養素】についての説明です。
【基本編】①でも簡単に上げましたが、栄養素は「炭水化物(糖質)」・「脂質」・「タンパク質(アミノ酸)」が【三大栄養素】、これにビタミン・無機質(ミネラル)を加えたものが【五大栄養素】と言われています。
それでは、このそれぞれの栄養素の働きについて説明しましょう。
【栄養素とその働きについて】
①炭水化物(糖質)
炭水化物のエネルギーは1グラム当たり4キロカロリー。主に米や小麦などの穀類・いも類など多く含まれている栄養素が「炭水化物」で、体内に取り込まれてから「糖質」という利用できる形に変換されて身体を機能させる(動かす)ためのエネルギー源として使用されます。余分な「糖質」は肝臓に貯蔵されます。「糖質」は体内で主に使われているエネルギー源であり、貯蔵⇔利用の際にも少しの化学変化ですぐに使える栄養素なので利用しやすく便利ですが、体内で貯蔵出来る量は多くありません。また、アミノ酸や脂質の合成の際にも使用されます。
②脂質
脂質のエネルギーは1グラム当たり9キロカロリー。肉や野菜などに含まれている栄養素で、動物に含まれる脂肪を動物性脂肪・植物に含まれる脂肪を植物性脂肪と言う。動物性脂肪は常温で固形化している事が多く、植物性脂肪は常温で液体化している事が多い。体内で吸収できる形に変換されて皮下や内臓に貯蔵されます。「糖質」よりも高いエネルギーを得ることが出来ますが、エネルギーとして使う際に一度蓄えられた脂肪を分解してからエネルギーとして使うため、「糖質」よりも利用効率がよくありません。主に安静時や活動量の少ない動きの際に使用されています。活動時や激しい運動の際には主に「糖質」が利用されています。「脂肪」分を摂取しすぎると皮下や内臓に脂肪が過剰に貯蔵されてしまい、俗に言う「メタボリックシンドローム(通称:メタボ)」の要因にもなります。
「脂肪」はエネルギー源として使われるだけでなく細胞膜の構成成分やコレステロールやホルモン生成の原料にもなっています。
③たんぱく質(アミノ酸)
肉や魚、野菜など多くの食材に含まれている栄養素。人体を構成している主成分が「たんぱく質(アミノ酸)」で、筋肉(内臓含む)や骨を作って維持している基になります。「たんぱく質」は消化の際に「アミノ酸」に分解され消化・吸収されます。そして体内で再度たんぱく質に再構成されて人体を形成しています。「アミノ酸」には人体でたんぱく質から作れる「アミノ酸」と作れない「アミノ酸」が存在し、この「作れないアミノ酸」の事を【必須アミノ酸】と言い、巷でよく言われている積極的に摂った方が良い栄養素となります。ちなみに作れる方は「非必須アミノ酸」と言います。この「アミノ酸」は皮膚や筋肉だけでなく、酵素・ホルモン・筋収縮など身体を動かしたり維持・調整していくのに必要な成分の原料にもなっています。余談ですが美容と健康で上げられる「コラーゲン」はたんぱく質の代表格で人体たんぱく質割合の実に30%も占めています。
「アミノ酸」についてはかなり複雑なので、詳細を知りたい方はネットで検索したりウィキペディアを参照していただくと良いかと思います。
このように三大栄養素には身体を維持・機能させていく上で主となる役割があり、また相関関係でお互いをサポートし合っています。
また少し長くなってしまったので、次で五大栄養素の残り2つを書きたいと思います。
それでは上田市含め周辺地域のみなさん、台風そのものもですが気圧の変化の影響で体調を崩しやすい季節でもあります。調子を崩す前にこまめなメンテナンス(マッサージ・リラクゼーションなど)心掛けましょう!!
では☆彡